『3年ぶりの会場開催』 第121回日本皮膚科学会総会 〜Dr苅谷編〜
2022年6月2日~5日に、国立京都国際会館で開催されました第121回日本皮膚科学会総会に藤本先生とともに参加いたしました。
今回は演者として、昨年からのコロナワクチン接種に関する取り組みをまとめた「地方のクリニックにおける新型コロナウイルスワクチンの接種経験」という演題をポスター発表いたしました。
昨年までとは異なりWebではなく、学会会場での参加でした。
開催会場に出向いての参加は、名古屋で行われた2019年の同じ皮膚科学会総会以来でした。
会場へ到着すると、初日からかなり多くの参加者がいらっしゃっていました。
会場内のロビーなどでは、おそらく久しぶりに会ったのであろう参加者同士が話に花を咲かせているように見えました。
そんなわたしも以前の職場での先輩や後輩たちと数年ぶりに再会することができ、懐かしさと嬉しさで気持ちがいっぱいになりました。
会うことのできたみなさんが、コロナ禍で苦労をしながらも、元気に仕事をしていることがわかって安心するとともに、わたし自身も勇気をもらうことができました。
また学会の合間に京都の街を散策したのですが、多くの修学旅行生が来られており、ほんとうに京都というところは、人の集まる街なのだなあと感じました。
わたしは中学や高校のころに修学旅行がなく、定番である京都にはほとんどいったことがありませんでした。
これまで京都には学会などの仕事で行くことがあっても、滞在時間が短く、京都の街を見る機会に恵まれませんでした。
皮膚科学会総会は、前述した2019年から会期が3日間から4日間となり、開催期間が長くなりました。この会期が延びたことを利用(?)して、会場を抜け出して、京都の街を見ることができたのは、40歳代半ばになった自分にとっても新鮮な経験ができたと思っています。
昨年のこの「そうだ、学会行こう」では、「学会会場でふだん離れてしまっている仲間たちと会えることを願っている」と書きましたが、今年はその願いがかなってよかったです。
人の集まる場所で、互いに同じ空気を感じながらいられることの素晴らしさを再確認した学会だったと思います。
いまだ第7波といわれる新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、まだまだコロナ禍の行方はわかりませんが、今後も学会が会場でも行われ、参加者が現地に集まることができるような、コロナ禍前の日常が戻ってくることを願っています。