新たな挑戦

長岡もようやく雪解けです。
春が近づき、多くの人が卒業を迎え、新たな挑戦が始まる時期ですね。
最近それを強く感じたイベントがありました。それは長岡造形大学の卒業制作発表会です。

当クリニックでは長岡造形大学の学生さんの卒業制作をお手伝いしてきました。
患者さんとのコミュニケーションの質を高めるために、疾患の説明だけではなく、普段の生活の悩みなども相談できるような冊子を作っていただいたのですが、医療機関と大学が手を組んで卒業制作をするのはあまり例がないそうです。
何回も打ち合わせを重ねてものづくりが進んでいくのを間近で見ることができ、貴重な経験になりました。

造形大学の先生方のご厚意で学外の関係者にもオンラインで卒業制作発表会が行われることとなり、見学させていただくことができました。
画面越しに卒業生が一人一人登場して、卒業制作の発表をしてくださるのですが、当初はお手伝いした学生さんの発表を見ることが目的でした。
しかし、とても興味深いプレゼンテーションが続き、結局最後まで見せていただきました。
課題に挑戦して自分なりの答えを出す姿は輝いて見えて、全員を心から応援することができました。熱意のこもった制作物はどれも魅力的でしたが、自分のお手伝いした卒業制作が他の作品より”ちょっとだけ”良く見えたのは言うまでもありません。

後日知ったことですが、一緒に卒業制作をしてくれた小島実奈さんは優秀賞を受賞したそうです。
この卒業制作では患者さんとそのご両親にも協力をお願いしていたので、この場を借りてご報告させていただきます。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
小島さんも4月以降は新しい環境で、さらなる挑戦の日々を迎えることと思いますが、ご活躍をお祈りしております。

卒業制作発表会の観覧はとても刺激的で、私がエールをもらったような気になりました。
私も卒業する皆さんに負けないように、新しい課題を探して挑戦する気持ちを持ち続けたいと思います。

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