エールホームクリニック

ドクターズコラム

Re START in にいがた

2021年2月15日

「第二のふるさと」新潟

みなさま、はじめまして。
苅谷直之と申します。
今年4月14日に小児科や皮膚科、アレルギー科を加え、新たなスタートをきる「エールホームクリニック」で皮膚科を担当いたします。

今回のコラムでは私の自己紹介と、このプロジェクトに参加することになった経緯、今後の抱負についてお伝えしたいと思います。

横浜市で生まれ、高校卒業までそこで生活を送ってきましたが、新潟大学への進学を機に、その後、ご縁が続くことになる新潟の地での生活が始まることになりました。大学生活を終えてからも、医師として新潟県内で勤務し、大学入学から数えて実に約20年間を新潟で過ごすことになったのです。
「第二のふるさと」とも言える新潟の地での20年間は、大学の同級生や勤務先の同僚・スタッフなど、本当にたくさんの素敵な仲間と出会うことができました。

二度の大きな転機

そんな私に、4年前、転機が訪れました。
ひとつ目の大きな転機です。

新潟で研鑽を積んでいた私に、地元横浜で皮膚科を開業する父親から声がかかり、その皮膚科医院を手伝うことになったのです。
慣れ親しんだ新潟を離れることにとても寂しい思いがありましたが、2017年、地元横浜で開業医として働く決意をしました。
勤務医から開業医へ。大きな転機でした。
病院で勤務医として働いていた時には、他院の紹介状をお持ちになった、難しい症状の診察がメインでしたが、父親の医院では「庭仕事で指に刺さったとげを抜いてほしい」とか「子供が転んで膝を擦りむいたので見てほしい」「虫刺されがかゆくて治らない」といった、日常生活に密着した診療を行う場ということを実感しました。
開業医は街の人たちの生活の一部になっていて、ただ診療するだけではなく、世間話の相手や困りごとを聞くのも医師の仕事のひとつということを実感し、その経験はとても楽しく有意義なものです。

開業医として生活に慣れてきた2年後、再び転機が訪れます。
クリニックのスタートメンバーである渋谷先生と伊藤先生から「一緒に働かないか」と、お誘いをいただいたのです。
結果、ふたつ目の大きな転機のきっかけでした。

クリニックを運営する医療法人メディカルビットバレー(MBV)の「好きな仲間と、好きな場所でワクワク仕事して、サイコーの業績をあげる!」というコンセプトをうかがった時にとてもココロ躍りました。
加えて、気心知れた最高の仲間とともに、とことん仕事をしたい!という気持ちと同時に、第二のふるさとである新潟の地にもう一度恩返しをしたいという気持ちが日増しに強くなりました。
地元をもう一度離れることにためらいが無いはずもなく、相当悩みましたが、最後は兄の「自分が医院を引き継ぐ」という言葉に背中を押され、MBVに参加することを決心しました。

“ 生活の一部 ” になるクリニックを目指して

皮膚科で扱うものには、アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎、水虫といった、誰でも知っているものから、膠原病のように皮膚に現れる発疹を伴う全身疾患まで、さまざまなものがあります。対象となる患者さんも全ての年齢層です。
どんな些細なことでも、皮膚のことで気になることがあれば、ぜひ相談してください。

複数の診療科と多分野の専門医がチームとして融合し、さまざまな患者さんに寄り添いながら、なくてはならない“生活の一部”となるようなクリニックをつくりあげていきたいと思います。

4月から、患者さんのため、地域のために精一杯頑張りますので、どうかよろしくお願いします。


苅谷直之 Naoyuki-KARIYA
神奈川県横浜市生まれ
皮膚科医師/医学博士
新潟大学大学院医歯学総合研究科 修了
新潟大学病院、長岡赤十字病院を経て新潟大学皮膚科講師として研鑽を積む。苅谷皮膚科医院副院長。
皮膚科専門医(日本皮膚科学会認定)


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