新潟大学からCKDシールが届きました
2021年5月11日お知らせ
CKDシールは、患者さまのお薬手帳に貼ることで、慢性腎臓病(CKD)であることを医療者に知らせ、正しく薬を処方してもらうためのツールです。
CKDとは腎臓の働きが健康な人の60%以下に低下するか、蛋白尿が出るなどの腎臓の異常が持続している状態を言います。
実に成人の8人に1人、80歳代の2人に1人は、CKDといわれています。
腎機能が低下しているときには、鎮痛薬、糖尿病薬、抗菌薬や抗ウイルス薬など多くの薬で用量調整が必要です。また、適切な用法用量を守ることで腎機能の保護や副作用の軽減につながります。
CKDシールを使うことで不適切な薬の処方が減り、患者さま自身を守ることにつながると考えています。
当院でもCKDシールの理念に共感し使用を開始しました。
患者さまに検査結果をお渡しするだけでなく、CKDシールも活用していきたいと思います。