エールホームクリニック

MBVメッセージ

新しい風

2022年3月1日

いつも、ありがとうございます。

数年前に初めてMBVをイメージした時、いつか行政と仕事がしたいという漠然とした目標がありました。
今、ワクチン事業の分野で見附市と新潟県と仕事をしています。
見附市とは3回目の追加接種と5歳から11歳の子供たちの接種の合計1万回を行います。初顔合わせから決定まで1週間程度とまるでベンチャー企業のようなスピード感でした。
すぐ隣にこんなすごい市があるとは驚きでした。
大ファンになりました。
新潟県とは追加接種の加速化センター長岡、そして新潟県大規模接種センター上越の仕事をしています。新潟県の医療行政のスピード感、実行力にはいつも感動しています。
今春からは、新潟県内の初期研修医の数も大幅にアップするとのことで大変うれしい限りです。
一人でも多くの研修医の先生たちが将来にわたって新潟県で活躍できるとよいなぁと思います。
6年前に僕は新潟県に戻ってきました。
その時に比べて、新潟の医療に明るい光がさしていることを実感しています。

もともとMBVは、医師偏在問題を抱えていた新潟県の医療界で新しい風を吹かせることを目的に創業しました。
最初は、まったく周りから理解されなくてなかなかな感じでしたが、地道な活動を続けていると着実に共感してくれる仲間が増えていきました。
どんな大きなことも、最初のテーブルは小さいものだし、あきらめずにひとつひとつ丁寧に実行、改善を繰り返すとやはり夢は実現できると思っています。
共鳴、共感の力はすごいです。

今日、リバーサイド千秋内にエールワクチンセンターをオープンします。
地域の、社会の、そして時代の要請にただ応えるためにつくりました。おそらく、前例なきワクチンセンターです。
多くの関係者の皆さまに応援してもらっています。

見附市民も新潟県民ももちろんですが、やはり長岡市民から利用していただきたいです。MBVの本拠地は長岡なのです。

18歳の時、地方の閉鎖性に未来を感じれずに長岡を出ました。
42歳の時、今度は逆に地方の閉鎖性こそが大チャンスと気づき舞い戻ってきました。
長年、変わらなかったところには果てしないエネルギーがたまっています。
いつの時代も新しい風には多少の摩擦はつきものですが、それ以上にむしろ向かい風は上昇気流を生み出しますし、そして何より新しく本当に良いものなら自分の想像をはるかに超える、仲間という追い風が現れます。
そして、誰にとっても当たり前の存在になれば自然に摩擦は消えると思うのです。それはいくつもの歴史が証明しています。
地方は超絶面白い、なぜならチャンスがあるから。
今、僕が一番思うことです。
引き続き、皆さまからの熱いエールを宜しくお願いいたします。

澁谷 裕之(しぶや ひろゆき)

医療法人メディカルビットバレー 理事長

新潟県長岡市生まれ。
弘前大学医学部卒業。
2020年4月に医療法人メディカルビットバレーを設立。

家庭医療専門医、プライマリケア認定医。
好きな言葉は「即断即決即実行」、「適材適所」。

こちらからコロナウイルスワクチンの予約はできません
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