医療法人メディカルビットバレー

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倍返し

2021年6月20日

いつも、ありがとうございます。
日々、新しいご縁、広がりに感謝する毎日です。

今まで、コロナ禍については、あえてほとんど触れてきませんでした。
どんなに報道を見ても、どんなに専門家の話を聞いても、読んでも、コロナ禍の本質が掴めず、全体像が自分の中でつながらなかったからです。

こんな経験はしたことがありません。

このような状況で、エールホームクリニックでは唯一、未来への希望が見えたコロナワクチン接種に全力を注ぐことに決めました。
誰しも、未知の世界には不安があります。それでも、まずはやってみて、走りながら改善、調整すべきと思ったのです。

少しでも接種の不安を取り除こうと、クリニックの全スタッフでアイデアをひねり出しました。
また、安全で効率の良い接種を行うために普段から関係性を大切にしてきた調剤薬局の株式会社共栄堂と、さらなる協力体制を構築しました。
こうしたチーム体制によって、接種に来られたみなさまの表情は接種前と接種後では全く違います。
クリニックを出られるときは、笑顔が広がります。
つながらなかったコロナ禍で、コロナワクチン接種は社会を前に進める、平和をもたらす手段であると実際に運用してみて初めて確信しました。
コロナ禍で個人や組織や社会が失ったものがどれくらいかは、もう想像できません。
それでも、ここから立ち上がる、取り返すしかないと思います。

職域接種が始まります。
たくさんの企業様と関わらせていただいています。
民間企業の社会貢献に対する姿勢とスピード感に感動しています。
僕たちも、誰もが笑顔になる日のために、みんなで汗をかくつもりです。
コロナ禍を乗り越える過程で新しい出会いやつながりができ、それによって社会を底上げするような新しい仕組みができるならば、それがコロナ禍への倍返しなのかもしれません。

引き続き、みなさまからの熱いエールを宜しくお願いいたします。

澁谷 裕之(しぶや ひろゆき)

医療法人メディカルビットバレー 理事長

新潟県長岡市生まれ。
弘前大学医学部卒業。
2020年4月に医療法人メディカルビットバレーを設立。

家庭医療専門医、プライマリケア認定医。
好きな言葉は「即断即決即実行」、「適材適所」。