エールホームクリニック

モデルナワクチンの追加接種について

追加接種の概要

接種の対象:18歳以上の方
使用するワクチンの量:0.25mL (モデルナ社ワクチン1回目、2回目の半量)
モデルナワクチンの追加接種におけるワクチンの接種量0.25mLで、1回目・2回目(0.5mL)の半量の接種となります。モデルナワクチンの2回目と比較して副反応は少ないと言われています。
当クリニックでは副反応対策として、モデルナワクチンを接種した方に対して、ご希望により解熱鎮痛剤(カロナール:大人500mg、子ども300mg、各2回分)をお渡しします。
接種はすべて医師が行います。

モデルナ社ワクチン1回目2回目の接種と追加接種(0.25mL)後の副反応の比較

追加接種の必要性と効果

1,2回目の新型コロナウイルスのワクチン接種から時間が経つと感染予防効果が低下します。しかし、3回目のワクチン接種を行うことで予防効果を高めることができます。
イスラエルの研究では60歳以上で追加接種を受けた場合では、追加接種を受けなかった場合と比較して、感染の発生率が11.3分の1、重症化率が19.5分の1であったと報告されています。
N Engl J Med. 2021; 385:1393-1400

オミクロン株に対する発症予防効果

ファイザー社、モデルナ社ともにオミクロン株に対する発症予防効果はデルタ株と比較して低く、2回目接種から2-4週後でも65-70%程度、20週後には10%程度まで低下します。
追加接種後2週以降の発症予防効果は下記の通りです。
ファイザー社ワクチン:対オミクロン株65% (対デルタ株83%)
モデルナ社ワクチン :対オミクロン株69% (対デルタ株87%)
JAMA. Published online January 21, 2022.

交互接種と有効性と安全性

交互接種とは1回目、2回目と異なるワクチンを追加接種することで、mRNAワクチン(ファイザー社またはモデルナ社のワクチン)を接種することが推奨されています。
どちらのワクチンを接種しても十分に中和抗体価が上昇します。また、副反応は交互接種によって増加することはありません。
国内の報告では追加接種から1ヶ月の抗体価上昇率は下記の通りでした。

ファイザー/ファイザー/ファイザー : 54.1倍 (接種前幾何平均抗体価 374 U/mL)
ファイザー/ファイザー/モデルナ : 67.9倍 (接種前幾何平均抗体価 444 U/mL)
参考文献:ファイザー社ワクチン初回接種者に対する3回目接種後中間報告(令和4年2月18日)

副反応

追加接種における副反応は接種したワクチンの種類に依存します。全年齢を対象とした副反応の出現率は下記の通りで、多くの症状は接種翌日がピークで、その後は自然に消失しました。

参考文献:ファイザー社ワクチン初回接種者に対する3回目接種後中間報告(令和4年2月18日)

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