エールホームクリニック

ドクターズコラム

葛藤

2021年7月21日

当クリニックに来て3ヶ月、以前から主治医として担当していた患者さまに加え、新しく担当する患者さまも少しずつ増え、楽しく診療しています。
また、6月からの新型コロナウイルスワクチン接種の件数もクリニック内外で一気に加速しており、最近はクリニック全体の忙しさが増しています。
そんな中、私は幼い子供がいるため、17時までの勤務とさせてもらっています。

私がやりがいある仕事をするため、他の医師・スタッフ、家族など周囲に少なからず負担をかけており、特に子供本人の負担になっている様子を感じた際は心苦しくなります。
ワクチンの仕事とともに休日が減り、子供と一緒にいる時間が取りづらくなりました。
この仕事はいつまでも続くものではありませんが、子供にとっての数ヶ月は成長するのに十分な時間です。子供はきっと勝手に成長してくれますが、その間を私が十分に関われずに過ぎてしまうことにやるせなさも感じます。このような気持ちは、男女問わず、働く多くの人が感じているものだと思います。

近年、出産・育児を経験した女性医師のキャリア継続を支援する取り組みが大学医局や医師会を中心になされ、また男女共同参画の企画が各学会で開催されています。
しかし、個人的には、まだまだ男性医師がその取り組みの枠外に置かれているのが気になります。育児中の男性医師が育休をとることはほぼ皆無ですし、それまでとほとんど同じ働き方を求められます。
社会で男女がともに活躍する現在では、個人の置かれた環境や価値観に応じた柔軟な働き方を男女の区別無くできるのが理想ですが、医師の世界でその障壁となっているのが、地方の医師不足による個々の医師の業務過多、専門化した個々の医師の仕事は代替が利かないと信じられていること、昔からの慣習、と思われます。
当クリニックは複数医師体制で、私の担当する内科・リウマチ科は伊藤医師と専門を同じくしており、多くを共有できています。
実際、今は通常の診療とワクチン接種を日ごと、時間ごとにお互いにうまく業務分担しています。また、来年にはさらに医師数を増やし、2つ目のクリニックの開業を予定しています。
複数医師での分担化・効率化した業務体制のモデルを構築できれば、当クリニック内で柔軟な働き方を選択できるのみならず、当クリニックの掲げる基幹病院の外来業務軽減の目標とともに地域の医師の働き方改革推進の一助となるのではないか、と勝手ながら妄想しています。

先日、予期せず空いた夕方の時間に家族で温泉に出かけると、車中、子供は大はしゃぎしていました。限られた子供と過ごす癒やしの時間は、私自身の仕事の活力となっています。
時間の制約があるからこそ、仕事も育児も充実した時間としたいと思います。

“今は周囲に迷惑をかけてもしょうがない、感謝して、その分やるべきこと・やりたいことを最大限に行っていこう”、との想いで仕事に勤しんで参ります。

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